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Amazonランキング 本:経営学分門1位獲得!!「幸福学×経営学 次世代日本型組織が世界を変える」(前野隆司・小森谷浩志・天外伺朗著・内外出版社刊・5月23日発売)

あなたの幸せを脅かす 脳に残る原始時代の「バグ」

私は最近、幸せについてよく考えている。というのも、幸せそうな人がほとんどいないからだ。私たちの思考は行動を左右するため、幸せはリーダーや起業家、ビジネス専門家、学生など、誰にとっても重要な話題だ。神経科学と認知心理学の分野では、悲観的な態度でいるとキャリアが失敗し、楽観的な見通しを持てば成功しやすいことが分かっている。グーグルの先進的イノベーション部門、グーグルXの最高ビジネス責任者を務める元エンジニアのモー・ガウダットも、私のように幸せにこだわりを持っている。ガウダットは12年間かけて幸せの科学を研究した。それが試される時が来たのは、息子のアリを防げたはずの医療ミスで亡くしたときだ。ガウダットは、幸福の追求と自己の研究の成果を著書『Solve for Happy(幸せを解く)』で明らかにしている。同書は、喜びのある人生を追求する上で私が直面した多くの疑問に答えてくれた。私はポジティブ心理学の父であるマーティン・セリグマン博士や、自己啓発コーチのトニー・ロビンズ、喜びにあふれた起業家のリチャード・ブランソン、そしてスティーブン・ピンカーのような認知心理学者に話を聞いたことがある。ピンカーは、現代社会の全てについて楽観や感謝、幸せを感じるべきだと考える人物だ。現在私は、以前よりもずっと上手に自分を幸せな精神状態に置くことができ、ほぼ即座に気持ちの切り替えができるようになったが、この段階に至るまでには何年もかかった。過去には「ポジティブさを維持するのになぜ努力が必要なのか?」とよく考えたものだが、ガウダットによると、これは至って普通のことのようだ。「心配するのは脳の初期設定」とガウダットは書いている。「さまざまな研究から、人間はポジティブ思考よりもネガティブ思考(自己批判、悲観、恐怖心)になりがちなことが分かっている。大半の人は、ほとんどの時間をネガティブな状態で過ごしている」悲観的になりがちな傾向は、人間の原始的な脳の名残だ。ネガティブ思考はかつて進化に役立ったものの、現代ではむしろコンピューターのバグのようになった。ガウダットによると、人間の脳は脅威を探すようにできており、その唯一の目的は「生存」だ。私たちの祖先があまりに楽観的だったら、人類は生き残らなかっただろう。page: 2私たちの脳は、不具合を見つけ、問題を探し、批判・判断し、不平を言うようにプログラムされている。仕事に熱意を感じているか、満足しているか、喜びを感じているか、幸せかどうかは関係ない。脳の目的は防御であり、励ましではないのだ。しかしガウダットによると、私たちの生活はほぼポジティブなものでできている。それを無視して、脳の初期設定どおりにネガティブなことに集中すれば、誤った決断を下してしまい、享受できたはずのものを失ってしまう。心理学者はこれを「ネガティビティー・バイアス」と呼ぶ。ネガティブな経験はポジティブな経験に比べ、人間の精神にはるかに強い感情的影響を及ぼす、というものだ。これにより、利益を得るよりも損失を避ける方を選ぶ「損失回避」の状態に至る。ガウダットの分析から、私は思考や行動に関する自分の経験を思い出した。高校卒業を控えた私は、進学先としてカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校を第1に志望していたが、学校の進路指導員や複数の友人から絶対に無理だと言われた。私はネガティビティー・バイアスにまんまとはまり、不合格という損失を避けるため出願をためらっていた。締め切り日が迫ると、何事にも良い側面を見いだすイタリア人移民の父から、挑戦してみるよう説得された。「入学できなくても何も変わらない。でも合格できたら、幸せになれるだろう」と父は言った。そして私は出願し……不合格となった。可もなく不可もない成績だったからだ。しかし、そこで予期せぬことが起きた。私にユニークな経験と才能があると考えたある教授が、自分のプログラムに入るようにと電話をくれたのだ。「もう一度出願し直しましょうか」と聞くと「その必要はない。事務局には話してある。すでに入学許可は出ている。新学期に会おう」との答えが返ってきた。父との一度の会話が、私の考えを変えた。私の考えが、行動を変えた。私の行動が、人生を変えた。これがポジティブ思考の機能する仕組みだ。ガウダットによると、私たちには悲しみや苦しみ、不安、懸念を長引かせる力がある。しかし幸運なことに、私たちにはこのシステムを「デバッグ」(バグを見つけて修正)する能力もある。幸せになれるかどうかは、あらゆる考えをどうやってコントロールするかにかかっている、とガウダットは言う。前向きで喜びにあふれた幸せな将来は、そこに考えを向けさえすれば、手の届くところにあるのだ。

マインドフルネスだけで成果は出ない ——今リーダーに求められる「コンパッション」とは

グーグルの調査結果「生産性向上には心理的な安全性」が重要——日本でマインドフルネス (ジャッジメントをせずに、今に注意を向けている状態) は市民権を得つつありますが、コンパッションに関してはまだ認知されていません。そもそもコンパッションとはどのようなものでしょうか。ジョアン・ハリファックス博士(以下、ハリファックス):コンパッションとは「人に注意を与えて、寄り添う」能力のことで、相手と共に「いる」、相手のために「いる」ことです。同時に、相手に対して心を寄せる、相手にとって自分がどう役立つかを感じる、という意味合いも含まれています。荻野淳也さん(以下、荻野):コンパッションを日本語で「慈悲、思いやり」と訳されることがありますが、少しニュアンスが違うと感じています。コンパッションにあたるぴったりした日本語がなく、「相手に寄り添う」が近いと思います。——なぜ今、リーダーに「相手に寄り添う能力」が求められるのでしょうか。ハリファックス博士75歳。今でも毎年、標高3キロ以上の山道を225Km、医療キャラバンを連れて徒歩でネパール奥地へ。医療と支援物資を届けている。撮影:今村拓馬ハリファックス:リーダーが持っているべき資質として、次の3つがあると考えています。1つ目はその場にしっかりいられる能力。目の前に起きていることを受け止めて、逃げないことです。2つ目は相手を大切にし、相手に関心を持つこと。3つ目は、相手にとって最善の結果になるよう貢献することです。これらを実践するには、真の勇気と強さ、繊細さが必要なのです。これらのベースになるのが、コンパッションです。荻野:実は今、コンパッションは生産性の点からも注目されています。2012年にアメリカのグーグル本社で、生産性の高いチームはどのような要素を持っているのかという調査が行われました。さまざまな要素があるなか、最も因果関係があったのがサイコロジカル・セーフティ(心理的な安全性)だったのです。ポイントは、これをリーダーがいかにつくるかということです。これまでの日本のリーダーは、どちらかというと売り上げや利益を伸ばすため、管理型・コントロール型でした。人が本来持っている能力や創造性を削ぎながらやってきたのです。けれども、そこには心理的な安全性は生まれず、社員がいきいきと、本来持っているクリエーティビティーは発揮することは難しい。リーダーがコンパッションを持つことで、組織は心理的な安全性のある場所になります。ハリファックス博士と荻野さんハリファックス博士は、世界的IT企業の創設者など世界的リーダーからも信頼されている。撮影:今村拓馬——マネジメントする側にとっては、自立できない社員が増える、利己的な部下が増えるのではないかという懸念もあります。リーダーはコンパッションをどう発揮すれば、組織にとって有効なのでしょうか。ハリファックス:相手の言いなりになって自分が疲弊することを、私たちは“愚かな人のコンパッション”という言葉で呼んでいます。それは本来のコンパッションではない。意外に思われるかもしれませんが、実は最もコンパッションに溢れた対応は、はっきり「No」と言うことです。リーダーが相手に寄り添うとき、「この人を助けよう、何か役に立とう」という明快な意図を持っていれば、厳しく強く対応することもあります。責任を持って仕事をやり遂げることを相手に期待するのも、コンパッションの一つです。信頼さえあれば、厳しいことを言われたとしても「やっても無駄」「自分には力がない」という気持ちにはなりません。——コンパッションを経営やリーダー育成に取り入れている企業の例があれば教えてください。荻野さん荻野さんは日本でマインドフルネスを広めた第一人者。企業向けの研修も多く実施している。撮影:今村拓馬荻野:マインドフルネスと合わせてコンパッションをリーダー育成に取り入れている企業の1つは、アメリカのリンクトインです。CEOのジェフ・ウェイナーは、創業時から自分の経営はコンパッションスタイルだと言い切っています。彼は調査会社Glassdoorのサーベイで、全米No.1の従業員支持率100%という結果(2015年)を出した。リンクトインがコンパッションマネジメントを実践して事業も成長させているのを見て、他のシリコンバレーの経営者たちも取り入れ始めました。——トレーニングによって、その力を身につけることはできますか?ハリファックス博士:もちろん可能です。実は、テクノロジーに溢れた現代社会では、「人と人がつながっていない」ことが当たり前に起きています。目の前にあるガジェットとはつながっているのに、目の前にいる相手に対して「共にいる」ことをしていない。深く相手を理解し、相手を見抜くこと。相手に寄り添うには、自分自身が今ここにいる、つまりマインドフルネスの状態でいられるようにトレーニングをすること。自然にできる人もいますが、ダライ・ラマ法王でさえ毎朝3時に起きて、コンパッションのトレーニングをしているそうです。荻野:企業でマインドフルネスやコンパッションのセミナーをしてきて感じているのが、日本のリーダーたちにこそ、トレーニングが必要だということ。彼らは日常的に意識的に、また無意識的にも「ジャッジメント」をしている状態です。当然ビジネスですから、意思決定をしなくてはならない。例えば一瞬で「この人は仕事ができるのか、できないのか」という判断を無意識にしています。一方、マインドフルネスな状態やコンパッショネートリーダー(コンパッションを体現しているリーダー)のあり方は、正反対です。意思決定はしなければなりませんが、衝動的、無意識に反応するのか、意識的に複数の選択肢の中から反応するかは大きな違いを生み出します。まず「今」にしっかりといて、自分、相手、周囲の状況を観察し、自分が何をできるかを考え、その上で数ある選択肢の中からジャッジをする。私たちはつい、自分の狭い了見、つまりバイアスのかかった固定概念の中でジャッジをしてしまいます。いったん自分と相手に心を向ける時間をとることで、自分の固定観念を外したジャッジメントができるようになります。ハリファックス博士と荻野さん対談は博士が来日していた期間に、東京・白金にて実施。撮影:今村拓馬—— 成果を出すことに追われていて、まだマインドフルネスやコンパッションの効果に懐疑的な人も多いと感じます。荻野:その気持ちもわかります。ただ、日本でも今、イノベーションや働き方改革が求められていますよね。狭い了見にこだわっていてはいけません。それには、「今」にしっかりいて、コンパッションに基づく視点で人やものを見る。それがイノベーションやブレークスルーにつながると思うのです。博士も、マインドフルネスとコンパッションは“コインの裏表”と表現されています。マインドフルネスを実践すると、自己認識を高め、「自分らしくある」ことができるようになりますが、それだけでは足りない。チームで成果を出すには、メンバーに寄り添い、安心な場作りのベースとなるコンパッションもセットで必要なのです。(文・富岡麻美、撮影・今村拓馬)ジョアン・ハリファックス博士:僧侶・医療人類学者(PhD)。ティックナットハン禅師、バーニーグラスマン老師に師事。医療者・介護者のための瞑想を用いた支援プログラムに携わり、社会活動のセンターとしてウパヤ禅センターを設立。ダライ・ラマ14世らによって始められた科学者と仏教者の対話を推進する、マインド&ライフ・インスティチュートの理事も務める。2018年より、日本でもマインドフルネスとコンパッションの変革リーダープログラム「AWARE」を開始。荻野淳也:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(MiLI)代表理事。外資系コンサルタントやベンチャー企業役員を経て現職。リーダーシップ開発、組織開発の分野でトレーニング、エグゼクティブコーチングに従事。グーグル本社で開発されたマインドフルネスベースの人材開発プログラムを日本で初めて開催。リーダーや組織の本質的な課題に対し、リーダーや組織の変容を支援している。

地方創生の次なる一手に。地域の課題解決を実践的に学び研究する「しあわせなまちづくり実践塾」を宮崎県新富町にて開講。主催のこゆ財団が慶應義塾大学 前野隆司教授らを招き1年間にわたり講座を展開

リリース発行企業:一般財団法人 こゆ地域づくり推進機構一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:斎藤潤一。以下、略称の「こゆ財団」)は、幸福学やマインドフルネス、人財育成やダイアローグなどの各分野において第一線で活躍する著名講師を新富町に招き、地域の課題を発見し、解決する力を養うためのプログラム「しあわせなまちづくり実践塾」を開講いたします。講座は全5回に渡り開催。1回あたり2日間に及ぶプログラムを設け、座学とワークショップを組み合わせて展開してまいります。主に町外や県外からの参加者を募り、“新富町“という地域の中に身を置きながら課題を見つけ、講座での学びを得ながら解決に向けたアクションを起こし、地域=新富町を活性化していくことを1年にわたり実践的に行います。研究生にはこの講座を通じて、地域活性のための生きたノウハウを身につけてもらうことはもちろん、新富町の魅力を深く知ることでファンになっていただくこと、あるいは移住定住を検討するきっかけにつながることを目指しています。 また講座の開講と合わせ、研究生には定期的にアンケート調査を行います。課題発見や解決プロセスにおいて、どういった点に苦労やハードルを感じるかなどを調査し、今後のまちづくりに活用するため記録を残していきます。こゆ財団の代表理事である齋藤潤一はこれについて、「調査記録は財団のサイト等を通じて、広く公開します。新富町だけのノウハウにするのではなく、他の地域でもデータを積極的に活用いただき、日本全体の地方創生に貢献していきたいです。」と、話しております。——— 「しあわせなまちづくり実践塾」開催概要 ———1)開催日程   第1回:2018年4月29日(日)・30日(月祝)  第2回:2018年7月07日(土)・08日(日)  第3回:2018年9月29日(土)・30日(日)  第4回:2018年10月20日(土)・21日(日)  第5回:2019年2月23日(土)・24日(日)2) 会場:総合交流センター「きらり」     〒889-1493 宮崎県児湯郡新富町大字上富田7491番地3) 参加費:無料4) 定員:20名5) 申込:https://www.facebook.com/events/258018884738626/□登壇予定講師の紹介□前野隆司氏(前野先生は、以下全日程に参加します) ※全日程登壇1962年、山口県生まれ。東京工業大学卒。同大学大学院修士課程修了。キヤノン株式会社入社。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶應義塾大学理工学部教授など歴任。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。博士(工学)。ロボットや脳科学の研究を経て、「人間にかかわるシステムならばすべて対象」「人類にとって必要なものを創造的にデザインする」という方針のもと、理工学から心理学、社会学、哲学まで、分野を横断して研究。幸福学の日本での第一人者として、個人や企業、地域と各フェーズで活動。著書には、『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(ちくま文庫)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『実践 ポジティブ心理学』(PHP新書)ほか多数。石渡美奈氏 ※第2回登壇ホッピービバレッジ株式会社代表取締役社長1968年東京都生まれ。立教大学卒業後、日清製粉(現・日清製粉グループ本社)に入社。人事部で活躍した後、93年に退社。広告代理店を経て、97年、祖父・石渡秀が創業したホッピービバレッジ(旧・コクカ飲料)に入社する。ラッピングを施したトラック“ホピトラ”の導入、ラジオ番組「HOPPY HAPPY BAR」の開始、「ホッピーマガジン」の創刊など、唯一無二の商品力を活かしたマーケティングを積極的に展開島田由香氏 ※第2回登壇ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役人事総務本部長1996年慶応義塾大学卒業後、株式会社パソナ入社。2002年米国ニューヨーク州コロンビア大学大学院にて組織心理学修士取得、日本GE(ゼネラル・エレクトリック)にて人事マネジャーを経験。2008年ユニリーバ入社後、R&D、マーケティング、営業部門のHRパートナー、リーダーシップ開発マネジャー、HRダイレクターを経て2013年4月取締役人事本部長就任。その後2014年4月取締役人事総務本部長就任、現在に至る。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。米国NLP協会マスタープラクティショナー、マインドフルネスNLPトレーナー。日本の人事部HRアワード2016 個人の部・最優秀賞受賞。中学2年生の息子を持つ一児の母親。荻野淳也氏 ※第3回登壇一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(MiLI)代表理事グーグルで生まれた脳科学とマインドフルネスの能力開発メソッド「Search Inside Yourself( SIY)」の認定講師であり、日本でSIYプログラムを初めて開催。リーダーシップ開発、組織開発の分野で、上場企業からベンチャー企業までを対象に、コンサルティング、エグゼクティブコーチングに従事。外資系コンサルティング会社勤務後、スタートアップ企業のIPO担当や、ヨガスタジオの取締役を経て、現職。マインドフルネスの手法を用いて、組織リーダーの変容を支援し、会社や社会の変革を図っている。前野マドカ氏 ※第4回登壇慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員EVOL株式会社代表取締役CEO。IPPA(国際ポジティブ心理学協会)会員。サンフランシスコ大学、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)などを経て現職。幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動及びフレームワーク研究・事業展開、執筆活動を行っている中村一浩氏 ※第5回登壇神奈川県横浜市出身。1978年3月2日生まれ。上智大学理工学部卒業。事業構想大学院大学修士課程修了。慶應義塾大学大学院SDM博士課程在学中。大学卒業後、株式会社ミスミグループ本社、株式会社リクルートホールディングスなどを経て独立。株式会社Project Design Office代表、株式会社Dialogue with共同代表、しあわせホテル株式会社共同代表。専門領域は人材育成・組織活性、事業開発。現在は、慶應SDMでイノベーションと対話(ダイアローグ)の研究をしつつ、数々の大手企業に対して、場づくりを通じた実践的な人材育成・組織開発の支援やイノベーションの創出の支援をしている。クライアントとの信頼関係が非常に深く、そのリピート率は100%を誇る。森の中でも対話を通じて自己変容を促す「森のリトリート」や、対話を通じたイノベーション創出プログラム「小布施インキュベーションキャンプ」、well-being向上への研究・実験・体験ができる滞在型拠点「しあわせホテル」構想など、【対話】のもつ可能性を追求している。一般財団法人こゆ地域づくり推進機構とは「強い地域経済をつくる」ことを使命として、新富町が旧観光協会を法人化して平成29年4月に設立した地域商社。特産品の開発・販売と起業家育成を柱として、持続可能な地域づくりを展開する。

何が幸福もたらすか、心理学講義が米イエール大学で大人気

[ニューヘーブン(米コネティカット州) 28日 ロイター] - 米コネチカット州にある名門イエール大学で、ローリー・サントス心理学教授の講義「心理学と幸せな人生」が人気を集めている。週2回の講義が行われる広いホールには、1200人余りの学生が詰めかける。 教授によると、春学期には全学部生の4人に1人が履修を登録。これは、1701年の同校創立以来最大の規模だ。教授は講義の魅力について、大学にかつてないレベルで蔓延している憂鬱から逃れるため科学が助けになるとの希望だと分析。「学生たちの憂鬱と不安の報告は大学史上、最も多くなっている」とし、社会科学は、何が幸福をもたらすのか、それをどうやって実現できるかについて多くの新しい知見を生み出していると述べた。サントス教授は、幸福は社会との関わり、運動、瞑想、十分な睡眠によってもたらされると指摘。人生ゲームにおいてはおカネやモノがしばしば目標とみなされるが、幸福への道は違う方向を向いていると語る。さらに「とても幸福な人たちは、他の人たちと時間を過ごしている。友人や家族と過ごす時間を優先し、バリスタと話をする時間を作る人さえいる」と述べた。同教授は、間違った目標に向かってしまう「ミスウォンティング」という心理学的現象について指摘し、「高い給料を稼いだり、大きな家を買ったりするために私たちは一生懸命に頑張るが、思っていたほど幸せにはなれない」と話した。講義の宿題には、もっと感謝の気持ちを表すこと、親切なことを行ったり、社会的つながりを深めたりすることが含まれている。あまりにも人気なため、このクラスは現在「Coursera.org」のサイトで無料公開されている。https://jp.reuters.com/article/happiness-idJPKBN1H50L8