なぜ今ポジティブ心理学なのか

働き方改革が声高に叫ばれている。現在お付き合いさせていただいている大手一部上場企業も「ワークダイエット」という「時短」による働き方改革施策が導入されているが,現場からの評価は厳しいものだ。

ワークダイエットシステムへの入力が2時間もかかるらしく,その時間を業務に充てて集中力を高める工夫をした方が,よっぽど生産性も上がり時短につながる気がする。

前職でやったマインドフルネス事業のスタートアップでは,「マインドの革新で,自己革新を。」というミッションのもと個人からの働き方改革をマインドフルネスという手段で実現するサポートを行った。

しかし,ミッションは変わっていないがマインドフルネスは手段であり,「マインドセットが間違っている状態でのマインドフルネス」は,一時凌ぎの手段であり「根本的にその人の人生を変える」ことにはつながらないと気付いた。

では,何を目指せばいいのか?と約6ヶ月の間自問自答している過程で出会ったのが,慶應の前野教授のコトバである「幸せだから成功するのであり,成功したから幸せになる訳ではない」だ。

この言葉に出会ってから「ビジネスパーソンを幸せにすること」,その為に「マインドの革新で,自己革新を。」という方向に自分の事業をリセットした。

その後前野先生の「幸せのメカニズム」「幸福の四因子」などを中心に「幸福学」「ウェルビーイング経営学」に関する学習を続けており,その中で最上位に位置する「ポジティブ心理学」というところに行き着いた。

現代のポジティブ心理学は、1998年にマーティン・セリグマン教授が、アメリカ心理学会の会長に選ばれた際に、今後取り組む課題としてポジティブ心理学の創設を選んだことによって開始された,まだ約20年の歴史の浅い学問であるが,AI・ロボット時代の未来においては,大変重要な考え方だと思う。

下記の記事にもあるように,「幸福(ウェルビーイング)度」は,今後の企業を支える指標になるという考え方もある。

元々,VR事業に失敗し,そこから立ち上がれたのはマインドフルネスのおかげであることは事実だが,当時の「新規事情のスタートアップを実現する」という強い意志(マインドセット)があったから,マインドフルネスで一定の成果が出たのではないかと,今は感じている。

前職からの続きを「ポジティブ心理学の習慣化」という具体的なミッションに置き換え,ビジョンである「マインドの革新で,自己革新を。」を達成するために,現在ご一緒させていただいている方々に感謝をしつつ,成果を出していく。

- I wish you well-being -

高い幸福度がもたらす影響とは?幸福感がもたらす従業員への影響は数知れない。以下がその違いである。
1.生産性、セールス、クリエイティビティがそれぞれ向上する  生産性で30%、セールスで37%、クリエイティビティでは3倍も高くなる*1
2.病欠を使う日数が少なくなる幸福な従業員はそうでない従業員よりも  病欠を使う日数が66%減る。*2

3.社員の辞職率が下がる

 後述するデリバリング・ハピネス社によると、CHOによるコンサルティング導入以降

 社員の定着率が90%にまで上がった企業もある。*3

4.労災が減る

 Gallupの調査で職場での事故が48%減ることがわかっている。*4